家庭の医学

「遺伝子検査」は手の届く時代へ

Yahoo!ヘルスケアを トップページのお気に入りに追加しよう!

現在ご利用できません。Cookieの設定を有効にするか、 ページを再読み込み、もしくはJavaScriptの設定を有効にしてから、お試しください。

ここから本文です

心不全

概説

 心臓は、全身に血液を送り出すポンプ機能をもった臓器であり、自動車などにたとえるならばエンジン部分に相当します。エンジン部分に障害が出るとその機械全体の働きがうまくいかなくなるのと同様に、心臓のポンプ機能に障害が出ると、全身の臓器は様々な悪影響を受けることになります。
 心不全は、このポンプ機能がうまくいかなくなった状態を示しており、この病名は1つの疾患を表すものではなく、心臓の機能がうまく働かなくなった状態を表しています。心不全になると、心臓から十分な血液量を送り出すことができなくなり、全身の血液循環が障害されます。その結果、種々の臓器で血液のうっ滞(これをと呼ぶ)が起こり、様々な症状を感じるようになります。
 心不全の原因となる心疾患には高血圧性心疾患、心筋などの性心疾患、心筋症、弁膜症、心筋炎などがありますが、病気の程度が軽い場合にはこのような病気が存在しても心不全にはなりません。それは、心臓にはかなりの予備能力があり、少々の障害が加わってもそれを補うだけの余力をもっているからです。しかし、障害の程度が高度になると、最後には持ちこたえることができず心不全となります。

症状

 最も多い症状は、肺にが生じるために起こる呼吸困難感(息苦しい感じ)です。心不全の程度が軽い場合には、安静時には症状を感じませんが、労作時のみに呼吸困難感が出現する場合もあります。しかし、心不全の程度が高度になると、安静にしている時にも呼吸困難感が出現し、横になると肺のがさらに強まり症状が悪化するため、坐位(ざい)をとることがあります(これを起坐〈きざ〉呼吸と呼ぶ)。その他の症状としては、動悸、(ふしゅ)、、疲れやすさなどが認められます。

診断

 および身体所見から心不全が疑われた場合には、最初に胸部レントゲン写真および心電図検査が行われます。胸部レントゲン写真では心陰影の拡大、肺の像、の貯留などの特徴的な所見を認めます。さらに心エコー検査を行うことで心機能障害の程度、心不全の原因となった心疾患の診断などが明らかとなります。

※文中にあるオレンジ色の文字にカーソルを合わせてクリックすると、用語の説明が表示されます。

(執筆者:白井徹郎

この症状で受診できる病院を探す
市区町村名、駅名、病院名で病院・診療所が検索できます。
検索したい診療科目をお選びください。
     
  内科 循環器科
  ※選択した診療科目のある病院・診療所が検索できます。

出典:「家庭のドクター 標準治療 最新版」(発行:日本医療企画 - 総監修:寺下医学事務所)/ 執筆者一覧


すべて 病院 病気 からだ相談
キーワード検索