適応障害
概説
障害とは、ある社会環境においてうまく
することができず、様々な心身の症状を呈する
であり、職場不
や登校拒否(不登校)などと呼ばれます。心理・社会的ストレス(環境要因)と個人的素質(個人要因)とのバランスの中で、いろいろなストレス反応(心理反応、行動反応、身体反応)が生じますが、これらは外界からの刺激に
するための必要な反応です。ところが、ストレスが過剰な時、個人がストレスに対して脆弱(ぜいじゃく)である時に、このバランスがくずれて様々な障害をきたすようになります。
障害の発症に関しては個人要因が大きな役割を果たしていますが、ストレスがなければこの状態は起こらなかったと考えられることが、この病気の基本的な概念です。
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症状
障害の症状は多彩であり、不安、
、焦燥(しょうそう)、過敏などの
、頭痛、不眠、食欲不振、腹痛などの身体症状、遅刻、欠勤(不登校)、過剰飲酒などの問題行動があります。そして、次第に対人関係、社会的機能が不良となり、引きこもってうつ状態となります。
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診断
障害の診断には、次の基準を満たすことが必要です。
[1]はっきりとした心理・社会的ストレスに対する反応で、3カ月以内に発症する。
[2]ストレスに対する正常で予測されるものよりも過剰な症状。
[3]社会的または職業(学業)上の機能の障害。
[4]不
反応はストレスが解消されれば6カ月以上は持続しない。
そして、他の精神障害がないことが前提条件です。主要な症状によって以下のように分類されます。
[1]不安気分を伴う
障害:不安、神経過敏、心配、いらいらなどの症状が優勢。
[2]
気分を伴う
障害:
気分、涙もろさ、希望のなさなどの症状が優勢。
[3]行為の障害を伴う
障害:人の権利の障害、社会規範や規則に対する違反行為などが優勢。
[4]情動と行為の混合した障害を伴う
障害:情動面の症状(不安、
)と行為の障害の両方がみられるもの。
[5]身体的
(しゅうそ)を伴う
障害:疲労感、頭痛、腰痛、不眠などの身体症状が優勢。
[6]
を伴う
障害:社会的
が優勢。
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(執筆者:野村忍)
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出典:「家庭のドクター 標準治療 最新版」(発行:日本医療企画 - 総監修:寺下医学事務所)/ 執筆者一覧