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冬に子供がかかりやすい代表的な感染症(RSウイルス感染症、溶連菌感染症、ウイルス性胃腸炎/感染性胃腸炎)について解説します。
RSウイルス感染症とはRSウイルスによる呼吸器感染症です。日本では11月〜翌年の1月にかけての冬季の流行が多く報告されています。乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50〜90%を占めると言われています。
1歳までの50〜70%以上の新生児が罹患し、その1/3が肺炎や細気管支炎などの下気道疾患を起こすと報告されていますが、3歳までにすべての小児が抗体を獲得します。母親からの抗体では、感染を防げることができないため、くり返し感染しながら徐々に免疫を獲得します。何度もかかります。
感染力は強く、飛沫感染と接触感染の両方で感染します。
2〜5日の潜伏期の後、39℃程度の発熱、鼻水、咳などの症状があらわれます。通常1-2週間で軽快しますが、呼吸困難等の重篤な症状が出た場合には入院が必要です。(全体の0.5%〜2%)。
溶連菌感染症とはA群β溶血性連鎖球菌という細菌による感染症のことです。感染部位は鼻粘膜、咽頭粘膜、扁桃(へんとう)腺であることが一般的です。
感染経路は咳や唾液などによる飛沫感染(ひまつかんせん)がほとんどと考えられます。幼児や学童児に多く、保育園、幼稚園や学校などの集団の中で流行を認めることもあります。
感染して潜伏期を数日おいて、幼児や学童児では発熱、咳、のどの痛みから発症することが多くみうけられます。頭痛や倦怠感、食欲不振、腹痛などの訴えが伴うこともあります。咽頭粘膜の赤みが非常に強く点状出血を伴っていることがあります。また苺舌(いちごじた)といって舌の表面がブツブツして鮮やかな赤みをもみうけられます。扁桃腺が腫れ、かつ白色から黄色がかった膿(うみ)のようなものが付着していることもあります。さらに首のリンパ節が腫脹(しゅちょう)することもあります。
ウイルス性胃腸炎/感染性胃腸炎とはウイルスや細菌が原因となって腹痛や下痢をきたす病気の総称です。感染性胃腸炎はどの年齢の子どももかかる病気ですが、ウイルス感染による乳幼児の下痢症が頻度の最も高い疾患です。
ウイルスの中では冬から春にかけてロタウイルスが原因になることが最も多く、最近では晩秋から冬にかけてノーウオーク関連ウイルスなどの小型球形ウイルスによる下痢症が増加しています。インフルエンザ、突発性発疹(ほっしん)、川崎病などでも下痢を起こします。
ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスに汚染された食品を食べることにより感染します(経口感染)。
ロタウイルスなどのウイルス性下痢では感染初期に嘔吐を起こします。熱は1〜2日ほどで、腹痛もあまりひどくないことがほとんどです。下痢は水様で、出血は少ないのが特徴です。また、嘔吐や下痢のために脱水症状が起きやすいのも特徴です。
(ウイルス性胃腸炎<ノロウイルス、ロタウイルスなど>/感染性胃腸炎の感染経路と症状についてもっと見る)
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