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お医者さんQ&A 冬の肌荒れ、乾燥対策
冬に起こりやすいトラブルにはどう対処したらよいでしょう? お医者さんに聞いてきました!

Q 冬になると乾燥肌がますますひどくなります。保湿クリームをつけても治りません。どうすればよいでしょうか?
(50代、女性)

A 乾燥肌は文字通り、皮膚が乾いてかさかさした状態のことをいい、皮膚の最も外側を包んでいる角質層の水分量が減少して起こります。入浴後の皮膚は角質層に水分をたっぷり含み、誰でもしっとりすべすべした肌をしていますが、30分もすると乾燥肌の人はかさかさになってしまいます。乾燥肌は50代になると急激に増えますが、入浴習慣や室内環境の変化により、最近では若い人にも珍しくありません。一般にひざ下がよく発生するところで、症状は早い人だと9月中旬から始まり、質問にもあるように冬季に最も悪化します。
原因としてはいろいろ考えられますが、主なものとしては遺伝、自然環境、室内環境、入浴回数の多さ、洗浄力の強いボディシャンプーやソープの使用などがあげられます。
対処法としては、
  • 過度の暖房を避ける
  • 入浴時のボディシャンプーやソープを液体から固形に変える
  • 保湿効果のある入浴剤や塗り薬を使う
などがあります。 入浴剤には昔から米ぬかなどがよく使用されています。1キログラムの米ぬかを布袋に入れ、その3〜5倍の湯で煮沸したものを袋ごと浴槽に入れて入浴します。白色ワセリンや尿素を含んだ塗り薬を入浴直後に使うとよいでしょう。
以上のことを試してもあまり効果がない場合は、皮膚科の専門医を受診してください。

Q 現在妊娠5か月の初妊婦(32歳)です。顔一面から首にかけてニキビがたくさんできています。皮膚科の先生には非ステロイドの塗り薬のみを出してもらっているのですが、まったく治りません。なにかいい方法はないでしょうか?
(30代、女性)

A ニキビの原因は医学的にまだ解明されておりません。従って治療も画一的になりがちで、「どこの皮膚科に行っても顔をよく洗うように言われて、同じ薬を処方されるだけで全然治りません」という言葉をよく耳にします。
今回ご質問の方は妊婦さんですが、妊娠とニキビの関係もまだ不明な点が多く、妊娠で悪化するという意見もあれば、よくなるという意見もあります。このような状況のなかで、ニキビの患者さんはただ悩むばかりで、そのことがさらにニキビを悪化させることになります。
この方の場合は、原因として「デモデックス」と呼ばれるニキビダニ、もしくは「マラセチア」と呼ばれる真菌が原因であると思われます。これらが原因のニキビに有効な治療は、イオウ含有の塗り薬を塗ることです。これは一般にも市販されていますので試してください。ただし、イオウは皮膚をカサカサにすることがあるので注意してください。また、抗真菌剤も有効ですが、使用方法や副作用の問題があるので、皮膚科医と相談して使用するとよいでしょう。そのほかの注意事項としては、手で触ったり刺激しないことと、夜更かしをしないようにすることです。

先生の紹介
鄭 憲(てい けん)先生  ていひふ科医院 院長

韓国国立ソウル大学医学部卒業
東京大学医学部皮膚科学教室
日本皮膚科学会正会員
韓国皮膚科学会正会員
米国皮膚科学会正会員
鄭 憲(てい けん)先生 ていひふ科医院 院長

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