「冷え・血行不良」に効果的なツボはここ!

冷えて夜ぐっすり眠れない、体調もすぐれない……という人は、冷えの特効ツボを毎日刺激し、冷えを撃退しましょう。体を手っ取り早く温めるコツもご紹介します。

日本鍼灸理療専門学校 講師
木戸正雄
日本鍼灸理療専門学校 講師 / (財)東洋医学研究所 主任研究員 / MAM(マム)鍼院 院長 木戸正雄

冷え性はこのツボで撃退!

冷え性の原因は、血行不良です。それには自律神経やホルモンのアンバランスなどが影響しています。これらを調節して冷えを改善するには、次のツボが効果的です。

  • (1)
    三陰交(さんいんこう)
    :内踝(うちくるぶし)のもっとも高い部分から上へ3寸(約9cm:自分の手の人差し指から小指まで指4本分の幅)、脛骨(けいこつ=すねの骨)の内側にあります。
  • (2)
    八風(はっぷう)
    :足の親指から小指までの各指の付け根の間、表と裏の肌目の境にあります。

【 指圧のコツ 】

  • (1)両手の4本の指を交差するようにからめ、下腿(かたい=ひざから下)を後ろから支えながら、左右の親指を重ねて「三陰交」を少し痛いくらいに押します。息を吐きながら10秒間押し、息を吸うときに圧(力)を抜きます。これを10回で1セットとして、毎日こまめに行ってください。
  • (2)「八風」は、1ヵ所ずつ親指と人差し指で上下から挟んで刺激します。足の各指の間に足の裏から手の各指を挟み入れるようにすると、すべての「八風」を一度に刺激できます。さらに、その手で足首を回すと効果倍増です。

■ とっておきのツボ

実は、三陰交は、女性にとって一番大切なツボ。「婦人の三里」「女三里」ともいわれ、冷え性だけでなく、すべての女性疾患の特効穴なのです。 いわゆる婦人病(月経不順、月経困難症、更年期障害など)は、脾経(ひけい)、腎経(じんけい)、肝経(かんけい)※のいずれかの陰経の異常から起こることが多いのですが、三陰交は名前の由来通り、それら3つの陰経を一度に調整できるツボというわけです。 月経痛の強い人は、市販の磁気粒や銀粒などを、月経が始まる2〜3日前から三陰交に貼(は)っておくだけでも、効果が実感できるでしょう。

※体内を走る気血の通り道(経絡:けいらく)のうち、「脾経」は消化吸収を調節、「腎経」は代謝、生殖や老化などに関与、「肝経」は精神活動と関係し、血液の調整などを行う。

冷え性はこのツボで撃退!

冷えた体を手っ取り早く温めるには?

冷えた体を手っ取り早く温めるには?

体の各部位に熱を運んでいるのは、血液です。体温を下げる必要がある熱中症の救急処置として、首筋、わきの下、鼠径(そけい)部などを冷やすことはよく知られていますが、これはそこの体表近くに大きな血管があるからです。 ということはつまり、逆に体を効率的に温めたいときにも、この部位が活用できるのです。首に大判のマフラーを巻き、わきの下や鼠径部にあたる部分の下着にカイロを貼って温めるといいでしょう。ただし、直接肌に触れないようにするなどして低温やけどには注意してください。


冷え対策! ワンポイントアドバイス

冷え性の人は、綿の下着は避けましょう。綿は汗でぬれた場合、熱を奪い、体を冷やしつづけるのです。下着はウールか、ぬれても保温力の高い化学繊維素材のものがいいでしょう。 足が冷たくて眠れないという人は、5本指のシルクの靴下を履いて寝ると、温かくてよく眠れるようになります。ぜひ試してください。普通の靴下を履いて寝る人がいますが、これは足の指が広がらないので逆効果です。 その他、体の熱の60%は筋肉で生産されるといわれています。運動不足を解消し、生活習慣(食事・睡眠・服装など)を整えることも大切です。

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