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見分けよう! 危ないしびれと安心なしびれ

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見分けよう! 危ないしびれと安心なしびれ

女性のための“しびれ”あれこれ

しびれは、頭痛、めまいとともに日常診療の中でもよくみられる神経症状の一つです。若い方よりも中高年の方にみられることが多く、自然に治ってしまうしびれの場合もあれば、毎日あるいは何年もしびれが続く場合もあります。 しびれは手足がビリビリしている、感覚が鈍い、皮膚に膜が張ったような感じがするなど、さまざまな表現で言い表わされます。
やはり脳・せきずいや末しょう神経に障害がないかの判別がとても重要ですが、意外とそれほど心配のない一時的なしびれの方が多いです。


中高年女性に多いしびれとしては、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)があげられます。腕から手先に伸びる正中神経が手首の部分でじん帯に締め付けられて、手指のしびれ感やピリピリした痛みなどの症状の原因になります。夜中に手の痛みで目が覚めることもあります。手首の使いすぎが原因になったり、更年期前後や妊娠・出産をきっかけに発症することもあります。


なで肩の女性に多いといわれる胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)では頑固な肩こりや、腕から手の内側のしびれや痛みを自覚します。せきずいから出て手や腕に行く神経が通る、第一ろっ骨と鎖骨との間にできたすき間(胸郭出口)が狭い人は、その部分で神経や血管が圧迫されてしまうのです。腕を上げていることの多い美容師さんや、腕をよく使うタイピスト、電話交換手などに多くみられます。

もう一つ、「Honeymoon palsy」や「Saturday night palsy」と呼ばれる症状があります。ひじ部分などで神経が圧迫され翌日にしびれを認める現象です。正確には橈骨神経まひ(とうこつしんけいまひ)といいますが、恋人を腕枕にして眠らせた翌朝にまひした事例から、ちょっと粋な命名がされました。

危険信号のしびれ

脳やせきずいに原因のあるしびれの場合は、しびれ以外にも手足に力が入りづらくなったり、めまい、歩行障害、言語障害など、ほかの神経症状が認められる傾向があります。
急に体半身のしびれとともに、同じ側の筋力低下が認められた場合は要注意です。脳こうそくや脳出血などの脳血管障害、時には腫瘍や脳炎などが原因になることもあり、この場合は頭部CT、MRI(磁気共鳴画像診断装置)、脳血管撮影、ずい液検査といった精密検査が必要です。

“しびれ”の治療

脳こうそくのように緊急性のあるしびれや、糖尿病など原因があるものについては、もとの病気の治療が基本です。
それ以外は、神経線維の栄養補給や、神経に栄養を与える血液の循環をよくするための内服薬などによる治療が中心になります。
けん引などの理学療法や神経ブロック、効果がなければ外科的な手術を考慮することもあります。炎症が治まれば自然に治癒する場合もあり、治療効果の評価には2〜3か月といった少し余裕をもった期間が必要です。

自己診断 しびれの諸原因チェック

  • ・首や肩の姿勢が悪い
    (パソコンに向かいっぱなしなど、筋肉のこりや血液の循環が悪くなり、しびれを認めることがあります)
  • ・冷えを放置している
    (本人の自覚がなくとも、末端の冷えがしびれの原因になることもあります)
  • ・ベルトやコルセットでの強すぎる圧迫がある
    (腰部位での強い圧迫は、足のしびれの原因になります)
  • ・寝ている時の姿勢が悪い
    (泥酔していたり、睡眠薬を飲んでいると不自然な姿勢で腕が圧迫されていることもあります)
  • ・精神的な不安により過呼吸状態になったことがある
    (過換気発作は繰り返すようであれば、根本的な治療が必要です)
  • ・女性ホルモンのバランスを崩している
    (更年期症状の1つとしてしびれは重要。思い当たる場合はかかりつけ医へ相談しましょう)
  • ・健康診断のあとに異常値があっても放置している
    (永年の血糖値高値は要注意! 思い当たる場合はかかりつけ医に相談。そのほか、ミネラルバランスも重要です)

上記の諸原因を改善してもしびれが解決しない場合、またはそれ以外、どれにも該当しないしびれの場合は、下記の症状を参考に各専門医を受診してください。

突然、片側の手と足(上下肢)のしびれを自覚した場合
脳血管障害の疑いあり⇒救急外来を受診してください

手足のしびれの部位が徐々に広がっていく場合、またはしびれとともに手や足に力の入りにくい感じ(筋力低下)も認められる場合
末しょう神経障害(多発性神経炎、多発性神経根炎)の疑いあり⇒神経内科を受診してください

片側の手または上肢のしびれとともにその部位の痛みも伴う場合
けいつい症、手根管症候群、けい部つい間板障害の疑いあり⇒整形外科を受診してください

片側の足または下肢のしびれとともにその部位の痛みも伴う場合
腰つい症、腰部つい間板障害の疑いあり⇒整形外科を受診してください

長年(5年以上)、糖尿病または糖尿病の疑いといわれていた方が、足の先(特に足底部)に強いしびれまたは感覚がないなどの異常を自覚した場合
糖尿病による神経障害(合併症)の疑いあり⇒内科を受診してください

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