現在位置:Yahoo!ヘルスケア > 口蹄疫(こうていえき)について
口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)や野生動物(ラクダやシカなど)がかかる病気です。
口蹄疫に感染すると、発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができたりするなどの症状がみられます。
口蹄疫についてもっと詳しく見る(外部リンク:PDF 125KB)
口蹄疫にかかると、子牛や子豚では死亡することもありますが、成長した家畜では死亡率が数%程度といわれています。しかし、偶蹄類動物に対するウイルスの伝播力が非常に強いので、他の偶蹄類動物へうつさないようにするための措置が必要です。
牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。他の偶蹄類動物にうつさないようにするため、口蹄疫が発生した農場の家畜は殺処分して埋却する(埋める)とともに、発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限しています。このため口蹄疫にかかった家畜の肉や乳が市場に出回ることはありません。
口蹄疫にかかった牛や豚の肉を食べて人が病気になることはありませんが、ウイルスに汚染された可能性のある肉が流通すれば、他の地域に口蹄疫を拡げてしまう恐れがあります。なお、健康な動物に由来する肉のみ食肉として流通し、口蹄疫にかかった家畜の肉が食肉として流通することはありません。
口蹄疫は、鳥インフルエンザやBSEと同じように、家畜がかかる伝染病で、畜産業に大きな経済的損失をもたらします。しかし、これらの動物の病気は、感染する動物や原因となる病原体、感染経路が異なるだけでなく、公衆衛生や食品安全の観点から見ると大きな違いがあります。下の表をご覧ください。
口蹄疫は、口蹄疫ウイルスが原因で偶蹄類の動物(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)がかかる病気です。人が牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。しかし、感染している家畜の近くに行ったりすると、無意識のうちにウイルスを運んでしまうことがあるので、感染した家畜がいる農場に行くことは避けなければいけません。
| 口蹄疫 | 鳥インフルエンザ | BSE | |
|---|---|---|---|
| 病原体 | 口蹄疫ウイルス | 鳥インフルエンザウイルス | 異常プリオン |
| 感染経路 | 感染した家畜や、ウイルスに汚染されたふん便等との接触、器具・車両・人などによるウイルスの伝搬、空気感染など | 異常プリオンで汚染された飼料を食べることによる感染のみ | |
| 動物間の伝播力 | きわめて強い。 | 強毒性の場合はきわめて強い。 | 弱い。 |
| 食品安全の観点 (肉を食べたり、乳を飲んだらどうなる?) |
人にはうつりません。 | 人にはうつりません。 | SRM(特定危険部位)※が含まれた畜産物を食べるとうつることがあります。しかし、適切にSRMを除くことによって、感染を防ぐことができます。 |
| 公衆衛生の観点 (感染した家畜や排泄物に近づくとどうなる?) |
人にはうつりませんが、ウイルスが靴などに付着し、他の家畜へ運ばれて、感染を起こす可能性があります。 | 通常の生活をしていれば、人にうつることはありませんが、感染した鶏や血液等に濃密に触れた場合、感染することがあるとされています。 | 人にはうつりません。また、他の家畜にもうつりません。 |
※ と畜・解体時に、牛の頭部や脊髄等のSRM(特定危険部位)を除去しています。
鳥インフルエンザは、鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥などがかかる病気ですが、野生の渡り鳥などもかかったり、発症しなくてもウイルスを持っていたりします。また、ウイルスが変異した場合、豚などもかかることがあります。
BSEは牛がかかる病気ですが、異常プリオンを原因とする病気の中には鹿がかかるものやミンクがかかるものなどがあります。
出典:農林水産省「口蹄疫について知りたい方へ」(外部リンク)
口蹄疫は人には感染しないので、発生地域へ旅行することに何ら問題ありません。
ただし、人や物にウイルスが付着して牛や豚などへ感染する可能性があるため、農場へ立ち入ったり、家畜に触ったりすることは絶対にしないで下さい。やむを得ない事情で、農場など、家畜がいる施設に行かなければならない場合には、消毒を徹底する、そこから他の農場へ行かないなど、多くの注意していただく点がありますので、最寄りの家畜保健衛生所に相談してください。
全国の家畜保健衛生所ホームページ
http://www.ngah.affrc.go.jp/link/kaho.html(外部リンク)
口蹄疫の我が国への侵入を防ぐため、家畜伝染病予防法には、発生国の牛肉・豚肉などの畜産物は日本に持ち込んではいけませんと書かれています。免税店等でお買い求めになったものも持ち込んではいけないのでご注意ください。
また、我が国の国際空港では、厚生労働省の検疫ブースなどの前に、消毒用マットを設置しておりますので、日本到着時には、確実にその上を通行していただくよう、お願いします。
なお、発生国では感染が広がっている恐れがあるので、農場への立ち入り、牛や豚などとの接触は控えてください。接触してしまった場合は、日本到着時に必ず動物検疫カウンターに申し出てくださいますよう、ご協力をお願いします。
詳しくは、動物検疫所ホームページをご覧下さい。
肉製品などのお土産について
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html(外部リンク)
靴底消毒のお願い
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/ai-fmd.html(外部リンク)
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